10月20日 季節の事柄
【寒露】
秋も深まり、草木に降りる露もいつの間にか冷たさを増している、というのがその名のいわれです。
朝夕の冷え込みも、涼しさというよりは肌寒さを感じるようになります。
72候 螽斯戸に在り きりぎりすとにあり
【螽斯戸に在り】
寒露の末候に登場する「きりぎりす」は一説にはコオロギとも。
「戸に在り」は「家の戸口の近くで鳴いている」といった意味合いです。
少しずつちかづきつつある冬を象徴しているともいわれています。
~今日をたのしむ~
来たれ、福徳!えびす講
釣り竿と鯛、ニコニコ笑顔がトレードマークの恵比寿は商売繫盛の神様。
その恵比寿を祀って福徳を願う行事が「えびす講」です。江戸時代に商家を中心に流行した一方、
農村部では豊穣を祈る行事としても受け継いでいます。