契約不適合についての対策
売買契約を締結する際に契約不適合(※)の期間を明記する箇所があります。
一般的に3ケ月~6ケ月あたりかと思われます。
それ以外に何も明記がないと少し注意が必要です。
実際にあったケースですが、契約不適合の意味やもしもの場合の補償について深く理解しないまま
売買契約をされたお客様がいらっしゃいました。
買主が鉄筋造の構造物を建築のため、地中を深く造成したところ、想定外のガラなどが出て
売主は過分の費用請求をされたとのことでした。
ここでのポイントは契約不適合の場合、補償の上限金額を決めておく必要があったかもしれません。
または、比較的深い地盤改良をしない木造建築物に売買対象にするなどの対策も必要かもしれません。
そのあたりのリスクと対策を引き続き売主様に丁寧に説明をしてまいります。
※契約不適合責任とは、債務不履行責任のひとつであり、売主が買主に売却した不動産の種類・品質・数量などが
契約内容と合致しない場合に、買主に対して売主が責任を負うことです。