空き家は次世代のための有効活用と考える。
年々、空き家を相続した方々からの相談が増えております。
私の周りの友人、知人からも少しづつ増えてきました。
空き家対策特別措置法の施行により、世間の関心も増えてきました。
でも、なぜ空き家にしてそのままの状態で放置するのか?
この本を読ませて頂いて、なるほど、と思いました。
「どうする? 親の家の空き家問題」 大久保恭子著 株式会社主婦の友社発行
著者の体験も踏まえて分かりやすく表現されております。
文面一部抜粋
親の死後すぐに、家をたたんで売ったり貸したりするのは、子として心情的にはばかられる。
親の家を自分の代でたたみ手放してしまう、という後ろめたさや寂しさから、ずるずると空き家に
してしまう。
ところが、いざ売却し、間もなく買い手の家族が移り住み
優々として庭の手入れや外壁の掃除をして大切に住まわれているという
様子をご近所の方から伝え聞くと、手放した後ろめたさや寂しさは、買い手のご家族の幸せに
少なからず貢献しているのだ、という安堵と喜びに変わったのです。
つまり
「空き家は次世代のための有効活用と考える。」と考えると、必要な方に使ってもらうことで
先代からの想いがバトンタッチでき、心が楽になりますね。
ただ、空き家になると加速的に建物の劣化が始まりますので、お早めにお考えください。